生活保護は自己責任…だったら何?【雑感】

雑記
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生活保護は自己責任か?

本日はヘリクツ回です。少し単純、極端かつ過激な表現も含まれるかもしれません。
近頃よく語られる「生活保護自己責任論」へのお気持ち表明といったところですかね。

皆さんもSNS等で「生活保護は自己責任だから~…」という考えを目にすることがあるのではないでしょうか。
しかしこれ、元ケースワーカーの私からしたら「だから何?」と思ってしまいます。

生活保護法では、次のように定められています。

法律関係は…

生活保護法(抄)
(無差別平等)
第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。

つまり、今回の話にからめると、自己責任なんかどうかは知らんけど、どうあれ保護を要する状態であれば国民には生活保護を受ける権利があるよということを示しています。
いわゆる「無差別平等の原理」ですね(たまに社会福祉士の試験にも出ます)。
面接の際に「そりゃ、あなたの責任なんだから保護の申請はできませんよ」ということはできません。

もとけぃの考え

つまり、この自己責任論って語るだけ無駄なんじゃあないかなと思うわけですよ。
実際「生活保護 自己責任」とかで調べても、特段納得のいく論文等は見つかりません(検索エンジン等にも問題はあるかもしれませんが)。
「ネットでごちゃごちゃと騒いどるだけの素人は黙っとれ――――」とも言えるかもしれません(笑)

そりゃあケースワーカーも人間なので、事務をする中で「こいつの態度は気に入らないから保護したくない!」と思うこともあるかもしれません。
しかし、その感情で自治体が申請を断ることができるなら、適正な保護が実施されなくなりますよね?
そんなことが起こらないように、国が法律や通知でしっかり定めて、無差別平等に保護が適用できる状態にしているわけです。
そうは言っても、いわゆる福祉事務所による水際作戦等は耳にするので、どこまで適正に取り扱われているかに疑問は残りますがね。

なので、もし「自己責任で生活保護を受けることは認めない」という人は、その法律を変えるところから頑張ったらいいんじゃないかなぁって感じです。
そういう人に「自分が今後貧困に陥ったとき云々~…」という話は共感を得られないでしょうからね。
生活保護法に限らず、人々は国が定める法律によって護られている権利や財産等もあるので、自分の都合の良いところだけつまみ食いをする根性だけは見直してほしいというのが私の考えです。


取り留めないけどオワリッ!

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